沖縄旅行で行ったひめゆりの塔は病院とは言いがたいもの

沖縄に行った時、那覇から少し足を伸ばしてひめゆりの塔に行ってきました。短い宿泊で、那覇市から出ていくのはスケジュールがキツキツでしたが、それでもひめゆりの塔を見ておきたいと強く思ったのです。

ひめゆりの塔を見てまず最初に思ったのは、「ここって本当に病院だったの?」という事でした。ひめゆりの塔には資料館があり、そこでは当時の様子を書いた書物や生徒の持ち物、当時の様子などがありました。戦争中で、沖縄は地上戦が行われていたので病院は地上に作れませんが、洞窟のような場所で病人の世話をしていた生徒達の気持ちを考えると、非常に辛かったです。今で言う病院とは、まず第一に清潔にしなければいけません。しかしひめゆりの塔では、清潔だとか安全だとかいうものは全く感じませんでした。

他にも様々なものが展示してあり、当時の悲惨さが分かりました。私は広島の原爆ドームにも行った事がありますが、同じくらい悲惨な状況がよく分かりました。あまりにも悲惨過ぎて、だれもが無言になってしまいました。

ひめゆりの塔は、決して楽しいとか面白いというものではなかったけども、足を伸ばして良かったです。非常に衝撃的で、考えさせられる場所でした。